活発で人懐っこく、家族に寄り添ってくれるラブラドールレトリバー。そんな愛犬も、年齢とともに少しずつ変化が現れます。
ラブラドールは大型犬に分類されるため、7歳ごろから「シニア期」に入るとされ、運動量・食事・健康状態にも変化が出やすくなります。
この記事では、
- ラブラドールがシニア期に入るサイン
- 老犬期の介護や接し方のポイント
- あると便利なおすすめ介護グッズ
を初心者向けにわかりやすく解説します。
🕒 ラブラドールのシニア期はいつから?
一般的に犬の寿命は体のサイズによって異なり、大型犬は7歳ごろからシニア期とされます。
ラブラドールレトリバーは平均寿命が10〜14歳とされており、7歳を過ぎると、少しずつ老化のサインが出始めることもあります。
✔ こんなサインが見えたらシニア期のはじまり
- 昼寝の時間が増えた
- 散歩中に疲れやすくなった
- 足腰がふらつくようになった
- 白髪(特に口元・目の周り)が目立ってきた
- 食が細くなった or 食後の消化に時間がかかるようになった
- トイレの失敗が増えた
これらは老化のごく自然な変化です。無理をさせず、愛犬のペースに合わせた生活へシフトしましょう。
老犬介護で大切な3つのポイント
①「清潔さ」と「快適さ」を保つ
シニア犬はトイレの間隔が短くなったり、失敗も増えがち。
寝たきりになると、おしっこのかぶれや床ずれも心配です。
対策ポイント:
- トイレシートのサイズや設置場所を見直す
- おむつを使用する場合はこまめに交換
- ベッドや寝具は防水・通気性のあるものを選ぶ
- 部屋の温度や湿度もこまめに管理
清潔な環境は老犬のQOL(生活の質)を大きく左右します。
②「関節・筋肉」を守る
ラブラドールは股関節形成不全や関節炎になりやすい犬種です。
シニア期には特に注意が必要です。
対策ポイント:
- 滑りやすい床にはペット用マットを敷く
- 段差(玄関、ソファ、ベッド)にはスロープや踏み台を設置
- 足腰に負担の少ない散歩コースに変更
- シニア向けのサプリメントを検討(グルコサミン、コンドロイチンなど)
運動を完全にやめるのではなく、無理のない範囲で続けることが大切です。
③「心のケア」も忘れずに
老犬は不安になりやすく、飼い主の対応に敏感です。
急に構いすぎたり、逆に放置しすぎたりするとストレスに。
対策ポイント:
- 静かにそばにいてあげる時間を増やす
- 触れ合いながらマッサージをする
- 声をかける・アイコンタクトを取る
- 生活リズムを大きく変えない
年齢を重ねても、**「家族としての安心感」**はなによりの癒しになります。
老犬介護に役立つおすすめグッズ
1. 【介護用ベッド】
高反発素材&防水カバーのベッドが◎。寝たきりでも床ずれしにくく、洗濯も簡単。
例:ドギーマン「老犬快眠ベッド」/アイリスオーヤマ「低反発ペットベッド」など
2. 【犬用おむつ&おむつカバー】
長時間の外出や夜間、寝たきりのワンちゃんには必須。
サイズやフィット感をよく確認しましょう。
例:ユニ・チャーム「マナーウェア大型犬用」など
3. 【歩行補助ハーネス】
立ち上がれない・歩きづらい子の散歩や移動の補助に便利。前足・後ろ足サポートが選べます。
例:リッチェル「歩行補助ハーネス」など
4. 【スロープ・ステップ】
車・玄関・ソファなどへの乗り降りがスムーズに。足腰に負担をかけません。
例:ペティオ「犬用スロープ」/ボンビ「ペットステップ」など
5. 【フードボウル台】
首を下げずにごはんが食べられる高さ調整可能な台は、首や腰の負担を軽減します。
例:アイリスオーヤマ「フードボウルスタンド」など
💡 介護は「長い目」でゆったりと
シニア犬との暮らしは、手がかかることも増えます。
でもそれは、たくさんの時間を一緒に過ごしてきた証でもあります。
「今日はちょっと調子がいいな」
「いつもより甘えてくるな」
そんな小さな変化を感じながら、焦らず・無理なく・楽しく向き合うことがなにより大切です。
📝 まとめ|老犬になってもラブラドールは最高のパートナー
ラブラドールレトリバーがシニア期を迎えると、体や心にさまざまな変化が表れます。
でも、きちんと向き合えば、老犬との暮らしも穏やかで幸せな時間になります。
この記事のまとめ:
- 7歳ごろからがシニア期。変化に早めに気づこう
- 介護の基本は「清潔さ・関節のケア・心の安心感」
- 専用グッズを上手に使って快適にサポート
- 毎日のスキンシップと会話が最高のケアになる
ラブラドールは、年をとってもあなたに寄り添い、愛をくれる存在です。
その優しさに、あなたの優しさで応えてあげましょう。
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